7歳の男の子をしつけとして、北海道の山林に置き去りにした事件、衝撃的ですね。まだまだ北海道は寒いそうで、もう4日間も無事かどうか含めて大変心配です。
父親の行動
そもそも父親の行動は決して褒められたものではありません、これは誰も異存ないところだと思います。特に以下のような点でまずかったなぁと思います。
- 置き去りにするという手法そのものにリスクがあります
- 置き去りにした場所が危険であり、万が一を考える想像力に欠ける行動です
- 当初、嘘をついていたことで捜索に支障があったでしょう
といったあたりですね。
父親を糾弾する意見
このような父親の行動に対して、当然ながら糾弾する意見が多数あります。どんなに不安だったろう、怖かったろう、寒いだろうと男の子の気持ちを考えると厳しい意見が並ぶのも分かります。
著名人では、以下のような感じですね。
厳しい意見です。言っていることも正しいと私も思います。無謀であるし、そのような罰はしつけにならない、その通りだと思います。危険性を考えると犯罪である、それもその通りかなと思います。もっともな意見です。
父親を責める気になれない
しかし、どうにも父親を責める気になれません。男の子が感じた恐怖心や不安も想像しますが、同時に父親が感じているであろう、大変な後悔や自分を責める気持ち、なにより子供のことが心配な今の心境も十二分に想像出来るからです。
おそらく、一番辛いのは父親でしょう。それが良く分かるから、責める気になれないのです。
子育てって思い通りにいかない
また、そもそも彼が取った行動は愚かなものだと思いますが、置き去りにしたくなる気持ちも分かるのです。しつけや子育てはとても難しく、大変骨の折れるものです。正しい手法を知らない訳では無いのです。分かっているけど、思い通りにいかないのです。
結果、間違ったしかり方をすることもありますし、別に事故にはならなくても、私だって後悔することもあります。思わず手をあげてしまうこともあるのです。
そりゃ、そんなことゼロで子育て出来れば良いでしょうし、そういう天才的な人も居るでしょう。でも大多数の世の中の親は、上手くいかないながらも後悔や苦労をしながら、どうにか人様に迷惑を掛けないように子供を育てているのだと思います。
理想を語って、父親を糾弾することは、同じように後悔の連続の中で子供を育てている一人としては、なかなか出来ないことです。
ビッグダディが良いこと言ってる
そんな中、ビッグダディが良いこと言っています。この人は、正直変な人だと思いますし、行動原理が良く理解出来ないです。ですが、今回の事に関しては、彼の意見に賛成ですね。
子育てを沢山経験していて、その苦労、理屈通り、理想通りにはいかないことを良く知っているから出てくる言葉だと思います。
非常に誤解を招きやすい表現ですが、あえて言うと、「子供も育てたことないヤツが、この父親を責めるなよ」って思います。えらそうなこと言うならやってみろよってね。別に子供が居る方がえらいとは思いません。でも分からないでしょ?あの苦労が、とは思います。だから、分からない人は黙っていればいいと思うのです、この問題についてはね。しかし、尾木ママは不思議ですね、父親の後悔も想像できそうな気もしますが…
子供の有無でも意見が違ってくる問題だなーと思います。みなさんはどうでしょう。